
パン作りのレシピにスキムミルクとあるけど、家にあるクリープを使っても大丈夫?



コーヒーに入れるなら、味や健康面でどちらがよいのだろう?



白い粉末で見た目がそっくりな両者ですが、いざ使おうとすると、どちらを選べば正解なのか迷ってしまいますよね。
実はこの2つ、原料も成分も異なる食品です。違いを知らずに代用すると、パンの膨らみが悪くなったり、思わぬカロリー摂取につながったりする可能性があります。
本記事では以下について詳しく解説します。
- スキムミルクとクリープの違い
- パン作りやコーヒーなど失敗しない使い分けや代用テクニック
- 「マリーム」や「ブライト」との違いや、コストパフォーマンスの比較
- 湿気で固まるのを防ぐ正しい保存方法や、ダマにならない上手な溶かし方のコツ
ぜひ最後まで読んで、あなたのライフスタイルや用途にぴったりの選択ができるようになりましょう!
スキムミルクとクリープの大きな違いは脂肪分


スキムミルクとクリープの大きな違いは、「脂肪分が含まれているか」という成分の差です。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
成分|脂肪分を除いた「スキムミルク」と乳成分を濃縮した「クリープ」
成分上の違いは、スキムミルクが脂肪分をカットしているのに対し、クリープは乳成分そのものを凝縮している点です。
スキムミルクは、牛乳から脂肪分と水分を取り除いて粉末状にした食品。脂肪分がほとんど含まれないため低カロリーで、タンパク質やカルシウムが凝縮されています。



少ない量で効率よく栄養を補えるため、健康管理やダイエット中の栄養補助食品としても優秀!
一方、森永乳業が販売する「クリープ」は、牛乳から生まれた成分を独自の技術で凝縮して作られています。



牛乳本来の乳脂肪分が含まれているため、豊かなコクがあるんです。
食品表示を確認すると、スキムミルクは「脱脂粉乳」、クリープは「乳等を主要原料とする食品」と分類されており、根本的な性質が異なります。
味|あっさり軽い「スキムミルク」と濃厚な甘みの「クリープ」
味の面では、スキムミルクはさっぱりとした素朴な風味、クリープは濃厚なミルクの甘みが特徴です。
スキムミルクはミルクの香りはしますが、脂肪分がないためコクは控えめです。人によっては少し塩気や独特の粉っぽさを感じることがあります。



水に溶かしてもサラサラとしており、無脂肪牛乳に近いあっさりとした味わいです。
対してクリープは、口に入れた瞬間に濃厚なミルクのコクと、乳糖由来のしっかりとした甘みが広がります。コーヒーや料理に加えると、生クリームを足したようなリッチな味わいに。
お湯で溶いたときも、クリープのほうが白く濁り、トロッとしたクリーミーな質感を楽しめる点が魅力です。
スキムミルクとクリープの使い分けと代用テクニック


用途ごとに相性の良し悪しがあり、代用する場合はそれぞれの特性にあわせた微調整が必要です。基本的には、食感やコクの有無で使い分けると失敗がありません。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
パン作り|脂肪分の違い
パン作りにおけるスキムミルクとクリープの違いは、「脂肪分の有無」による食感の変化です。



作りたいパンにあわせて使い分けましょう!
【クリープ】
油脂と乳糖の効果で、しっとり・ふんわりとしたリッチな食感(ブリオッシュ風)になり、焼き色も綺麗につきます。
【スキムミルク】
あっさりと軽い食感になります。クラスト(皮)がパリッとした、フランスパンのような素朴な味わいが特徴です。
【代用のコツ】
基本は「同量」で置き換え可能です。ただし、クリープを使うと生地が少し緩くなることがあるため、水を小さじ1程度減らして調整すると扱いやすくなります。
コーヒー|コクか栄養価で選ぶ
コーヒーに入れる際は、「コク」か「栄養」かで選びましょう。
【クリープ】
苦味や酸味をマイルドにし、専門店のような濃厚なコクを楽しみたい人に最適です。溶けやすく、手軽にカフェラテ風の味わいになります。
【スキムミルク】
脂肪分ゼロで、マイルドなブラックの風味を保ったままカルシウムを摂取できます。ただし、濃厚さはありません。
熱いコーヒーに直接入れると固まりやすいため、カップの中で少量の水やお湯でよく練ってから注ぐのがダマを防ぐコツです。
料理(シチュー・カレー)|コクか栄養価で選ぶ
料理では、「コク出し」か「栄養強化」かで使い分けましょう。
【クリープ】
カレーやシチューにスプーン1杯加えるだけで、一晩寝かせたような深みが出ます。ハンバーグなどの隠し味や、牛乳がないときのホワイトソース代用にも最適です。
【スキムミルク】
味の主張が少ないため、味噌汁・スープ・お好み焼きなどに混ぜて、手軽にカルシウムを強化できます。
【大量消費テクニック】
余ってしまったら、砂糖とお湯を加えて煮詰め「ミルクジャム」にするのがオススメ。パンやアイスにかけておいしく使い切れます。
スキムミルクのオススメ3選


用途や使用頻度にあわせて使えるスキムミルクを3つ紹介します。
よつ葉|北海道スキムミルク
よつ葉乳業のスキムミルクは、北海道産生乳を100%使用しています。



脱脂粉乳特有のクセが少なく、豊かなミルクの風味とコクを感じられる点です。
幅広い料理に活用でき、カルシウムやタンパク質など栄養豊富!
風味がよいため、水やぬるま湯で溶かしてそのまま「無脂肪牛乳」として飲むのにも適しています。
よつ葉の北海道スキムミルクは、味にクセがなく飲みやすいものを探している人や、パン作りや料理に使いたい人にオススメの商品です。
NICHIGA|北海道スキムミルク
毎日たっぷりと使いたいコスパ重視の人には、NICHIGA(ニチガ)の大容量パックがオススメです。



400gから1kgなどの大きなサイズ展開があり、グラムあたりの価格が手頃である点が魅力。
安価ながらも北海道産生乳を100%使用しており、品質への安心感もあります。
溶けやすいというレビューも多く、毎朝のヨーグルト作りや、プロテインに混ぜてタンパク質を強化するのにも最適です。
ニチガのスキムミルクは、消費量の多いヘビーユーザーや、まとめ買いをして常備しておきたい人にぴったりでしょう。
森永乳業|スキムミルク
スーパーやドラッグストアで手に入りやすく、初心者でも安心して使えるのが森永乳業の定番スキムミルクです。
175gの「使い切りやすいサイズ感」が絶妙で、たまにしかパンを焼かない人や、料理の隠し味として少しだけ使いたい人に最適です。



保存に便利なチャック付きのスタンドパックに入っており、開封後も湿気を防ぎながら衛生的に保管できます。
「まずはスキムミルクを試してみたい」という人や、買い物ついでに手軽に補充したい人にとって、身近で便利なスキムミルクでしょう。
クリープとマリームやブライトの違いと牛乳の代用比率


クリープ以外の製品や、牛乳の代用として使う場合のポイントをまとめました。
まず、マリームやブライトなどの植物性製品との違いについてです。
クリープが「乳成分」で作られているのに対し、マリームやブライトは「植物性油脂」が主原料です。風味があっさりしており、価格も安いためコストパフォーマンスに優れています。
「ミルク本来のコク」ならクリープ、「安さと軽さ」なら植物性製品と使い分けましょう。
また、牛乳がないときの代用比率も覚えておくと便利です。



スキムミルクは「粉10g+水90ml」が目安で、約100mlの無脂肪牛乳として代用可能です。
一方、クリープを代用すると、通常の牛乳より濃厚で生クリームに近い味わいになります。この濃厚さはシチューには最適ですが、飲む場合は水を多めにして調整してください。



クリープは「粉大さじ4+お湯100ml」が目安!
スキムミルクもクリープも長期保存できるため、牛乳を腐らせがちな人にも経済的です。
ダマにならない!スキムミルクやクリープの上手な溶かし方と保存方法


スキムミルクやクリープを最後までおいしく使い切るためには、湿気を防ぐ保存方法と、ダマを作らない溶かし方のコツを押さえておくことが大切です。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
スキムミルクやクリープが固まってしまう原因は「湿気」
スキムミルクやクリープの粉末がカチカチに固まってしまう原因は「湿気」です。粉末が空気中の水分を吸収すると、粒子同士がくっつき、大きな塊になってしまいます。



「冷蔵庫なら安心」と思われがちですが、実は避けたほうが無難なんです。
冷蔵庫から出し入れする際の温度差で容器内に「結露」が発生し、その水分で粉が湿気ってしまうためです。



直射日光が当たらず、湿気の少ない「常温の冷暗所(棚の中など)」がベスト!
ただし、梅雨時期や夏場で室内の湿度が極端に高い場合に限り、結露に注意しながら冷蔵庫に入れるか、使い切りサイズを選ぶのがよいでしょう。
ダマにならない上手な溶かし方のコツ
とくにスキムミルクは、冷水では溶けにくく、熱湯を一気に入れるとタンパク質が急激に固まってダマになりやすい性質があります。



以下2つのテクニックを参考にしてくださいね!
1. 「ペースト溶き」をする
いきなり全量の水やお湯を入れないのが鉄則です。まずはスプーン1杯程度の「50〜60℃のぬるま湯(または水)」で粉をよく練り、ペースト状にします。
粉っぽさがなくなってから、残りの水分を少しずつ加えて伸ばしていくと綺麗に溶けます。
2. 砂糖と先に混ぜておく
コーヒーや料理で砂糖も一緒に使う場合は、お湯を注ぐ前に、乾いた状態で粉末同士をよく混ぜ合わせておきましょう。
砂糖の粒子がスキムミルクやクリープの間に入ることで、お湯を注いだときに一箇所に固まるのを防いでくれます。
開封後の賞味期限と密閉容器の選び方
開封後の賞味期限の目安は、約1ヶ月です(商品により異なるので、表記を確認しましょう)。賞味期限が長く設定されている製品でも、一度空気に触れると酸化や吸湿が進み、風味が落ちていきます。
袋のまま保存する場合は、空気をしっかり抜いてクリップで留め、さらにジップロックなどの密閉袋に入れる「二重保存」がオススメです。
容器に移し替える場合は、以下の特徴を持つものを選びましょう。
- パッキン付き:ゴムパッキンが付いているものは気密性が高く、湿気をシャットアウトします。
- 遮光性:透明な瓶よりも、光を通さない容器の方が風味の劣化を防げます(透明な場合は棚の中にしまう)。
1ヶ月以内に使い切るのが難しい場合は、最初からスティックタイプや小容量のパックを選ぶのも、常においしい状態で使うための方法です。
まとめ|スキムミルクは「栄養」クリープは「味」違いを理解して選ぼう!


スキムミルクとクリープは、見た目は似ていても役割の異なる食品です。
自分の目的にあわせて使い分けると、料理やコーヒータイムがより豊かになります。
- スキムミルクは「低脂質・高タンパク・長期保存」が可能で、健康管理やパン作りや料理に最適
- クリープは「濃厚なコク・乳由来のおいしさ」が特徴で、コーヒーや料理をリッチにする
- パン作りや料理では相互に代用可能だが、脂肪分の違いによる食感や風味の変化を考慮する
- コストや軽さを重視するなら植物性のマリームなども選択肢に入る
- まずは家にある方で代用を試しつつ、頻繁に使うなら用途にあった方を常備する
どちらも牛乳の代用として優秀ですが、「栄養を摂りたいならスキムミルク」「味をよくしたいならクリープ」という基準で選べば失敗しにくいです。
ぜひ今日から、あなたにあった商品を選んで活用してみてくださいね!
「スキムミルクとクリープの違い」でよくある質問


「スキムミルクとクリープの違い」についてよくある質問をまとめました。
- スキムミルクの代用としてクリーミングパウダーは使えますか?
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基本的には代用可能ですが、仕上がりの味やカロリーが変わる点には注意が必要です。
クリーミングパウダー(クリープやマリームなど)は脂肪分を含んでいるため、スキムミルクの代わりに入れるとコクや風味が増します。
パン作りでは問題なく膨らみますが、さっぱりしたフランスパンのような食感を求めている場合は、油脂が入ることで柔らかくなりすぎるかもしれません。
逆に、クリープのレシピでスキムミルクを使う場合は、コクが不足しがちです。その際はバターを少し足して油脂分を補うと、風味のバランスがよくなります。
- 粉ミルクとスキムミルクの違いはなんですか?
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粉ミルク(育児用)は赤ちゃんの成長に必要な脂質やビタミンなどが添加・調整されたもので、スキムミルク(脱脂粉乳)とは成分構成が異なります。
料理への代用自体は可能ですが、粉ミルクには独特の匂いや鉄分などの風味が感じられる場合も。
また、粉ミルクは高カロリーな脂質も含まれているため、大人が日常的にスキムミルクと同じ感覚で摂取すると、カロリーオーバーになる可能性があります。
余った粉ミルクを消費する目的以外では、あえて代用する必要はないでしょう。
- ダイエット中ならどっちがおすすめですか?
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ダイエット中であれば、脂肪分がほぼゼロで高タンパクな「スキムミルク」がオススメです。
クリープやその他のクリーミングパウダーは脂質が多く、大さじ1杯で数10kcalになることもあります。スキムミルクならカロリーを抑えつつ、不足しがちなタンパク質やカルシウムを補えます。
ただし、「コーヒーはリラックスタイムの楽しみ」と割り切って、1杯だけクリープ入りのおいしいコーヒーを飲むなど、ストレスを溜めない使い分けもダイエットを続けるコツです。








